「欧州のビオホテル~エコツーリズムから地域創造へ」
BOOKEND、2021年
著:滝川薫
ビオホテルとは、持続可能な観光を目指して、100%ビオ(オーガニック)の食と、CO2 を尺度とした資源マネジメントに取り組むホテルのことで、協会設立から20 年で欧州6 か国に85 軒の宿が誕生している。
本書は、その歴史や活動、背景にあるビオ製品の普及、そしてビオを軸とした持続可能な地域づくりを紹介する。また、欧州における脱炭素社会に向けたエネルーヴェルデ(大改革)や有機農業への転換、ビオ製品市場の拡大など、社会の重要な潮流を最新データで解説する。これからの観光への大きなヒントとなる一冊。
目次
Part 1 欧州のビオホテル
[オーストリア]ビオホテル・シュヴァイツァー/ホルツライテン/[南ドイツ]アルターヴィルト/エ
ッゲンスベルガー/[スイス]ロービエ/[北イタリア]タイナースガルテン
Part 2 ビオホテルと地域創造
ビオホテル協会/スイスのビオ地域/スイスの有機農業/[付録編]日本のビオホテル
B5判/144頁(フルカラー)
本体 2,600円+税(税込 2,860円)
ISBN978-4-907083-70-0 C0040
2021年6月10日発売
出版社:ブックエンド
「エネルギー自立と持続可能な地域づくり~環境先進国オーストリアに学ぶ」
昭和堂、2021年
編著: 的場 信敬、平岡 俊一、上園 正武
共著: 上園由紀、歌川学、木原浩貴、久保田学、滝川薫、手塚智 子、豊田陽介、渕上佑樹
原子力発電にNOを打ち出し再生可能エネルギーの導入を積極的に進めるオーストリア。政治・行政が明確なビジョンを持ち市民参画とパートナーシップを前提として自治体をベースに持続可能な地域づくりに包括的に取り組む。6年にわたる現地調査をもとにその仕組みを徹底解明。
「進化するエネルギービジネス~100%再生可能へ!ポストFIT時代のドイツ」
新農林社、2018年
共著:村上敦、滝川薫、西村建佑、梶村良太郎、池田憲昭
企画:MIT Energy Vision
ポストFIT時代に突入した、「ビジネスとしての欧州再エネ」の新側面に迫る!自然と調和 する持続可能な発電設備のデベロップメントから、自家消費、直売、VPP、系統の柔軟化、デジタル化、セクターカップリングまで。欧州在住ジャーナリストがエネルギー自立の進化を現場からレポート。分散型エネルギー社会実装によって変容するエネルギービジネスはどこへ向かうのか?
「100%再生可能へ!ドイツの市民エネルギー企業」
学芸出版社、2014年
共著:村上敦、池田憲昭、滝川薫(MIT Energy Vision社メンバー)
前著「100%再生可能へ!欧州のエネルギー自立地域」では、自治体や地域のエネルギー自立に向けた運動や取組み、そしてその背景を紹介した。その続編である本著では、ドイツで急速に進んできた分散型エネルギーヴェンデの実施主体である地域密着のエネルギー事業体に焦点を据える。市民エネルギーの株式会社、共同組合、そして自治体の公社という三つの形と、その社会的な背景を事例を交えて紹介する。
「100%再生可能へ!欧州のエネルギー自立地域」
学芸出版社、2012年
編著:滝川薫
共著:村上敦、池田憲昭、田代かおる、近江まどか
脱原発を決めたドイツ、イタリア、スイス、原発を持たないオーストリア、デンマーク。 農村から大都市まで、原発や化石燃料に依存しない再生可能エネルギーの聖地を、欧州に暮らすジャーナリストが取材。 エネルギーを意識して生きる市民、革新的な政策と事業を実現する地域のイニシアチブ。 欧州社会の現実を日本の未来へ。
「メルケル首相への手紙
~ドイツのエネルギー大転換を成功させよ!」
いしずえ出版社、2014年
著者:マティアス・ヴィレンバッハー
共訳:滝川薫、村上敦
著者マティアス・ヴィレンバッハーは、ドイツの大手再エネ開発会社juwiの設立者で、社会企業家。ドイツではベストセラーとなった本書の中で著者は、一極集中型のエネルギー産業がいかにして再生可能エネルギーを阻止しようとしているのかを描き出し、ドイツ社会で流布されている再エネに関する多くの嘘を暴いてゆく。また、どうすればドイツが100%再生可能エネルギーを最も安いコストで素早く達成できるのか、なぜそれがドイツの社会にとって社会的に、そして国民経済的に最良なのかといったことを、分かり易く説明している。
「サステイナブル・スイス~未来志向のエネルギー・建築・交通」
学芸出版社、2009年
著者:滝川薫
豊かな自然を育む文化、行政の強いリーダーシップ、成熟した市民社会が生む、持続可能なエネルギー利用、快適で美しいエコ建築、クリーンで便利な交通。小さな環境先進国のポテンシャルを豊富な図版とともに紹介する。
装丁:内藤敏昭
「フォーアールベルク州における持続可能な建築
~歴史、プロジェクト、ツールの概要」
発行:岩手県中小企業同友会・ドットプロジェクト他、2017年
著者:エネルギー研究所フォーアールベルク
翻訳:滝川薫
持続可能な建築の先進地域である西オーストリア・フォーアールベルク州。長年をかけて地域内で構築してきた仕組みとツールによって、レベルの高い省エネ・エコ建築が面的に普及している点が特徴だ。この冊子では同州の取り組みの概要を、美しい写真や具体的な事例と共に解説する。30頁。
ご注文先(一冊500円)
岩手県中小企業同友会 info@iwate.doyu.jp
「都市エネルギー公社の新設と再公有化」
ヴッパータール研究所発行、2015年
著者:クルト・ベルロ、オリヴァー・ワーグナー
共訳:滝川薫、池田憲昭、村上敦、西村建佑
ドイツでは近年、自治体によるエネルギー公社の新設や、それに伴う地域の送配電網の再公有化・買い戻しというトレンドが見られる。このレポートは、そういったトレンドの現状と背景を分析し、また自治体がエネルギー供給を行う公社や配電網を所有することで、どのような目的を達成することができ、それにはどういったチャンスとリスクがあるのかを調査し、まとめたものである。
ラウパッハ・スミヤヨーク教授による序文寄稿。
日本語版レポートのダウンロードページ(ページ右側リンク)
http://epub.wupperinst.org/frontdoor/index/index/docId/6075
【これまでの連載・主な掲載誌】
コンフォルト誌(建築資料研究社): 連載「サステイナブルデザインレポート」(2001~03)、
連続特集「スイス・サステイナブルデザイン 」(2008)他
ビオシティ誌(ブックエンド出版): 連載「欧州のビオホテル探訪」(2012~15)他
スイスエネルギー財団 : ドイツ語ニュースレター 'Fukushima News' (2011~14)
新エネルギー新聞(新農林社): 欧州再エネ・省エネニュース記事連載(2014~17)
その他、専門誌への寄稿多数
【ブログなど】
1999年~2007年 「スイス・日本エネルギーエコロジー交流誌」を独自発行
2009年~ ブログ「滝川薫の未来日記」